転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
リヒャルトが存在感を発揮するようになったのは、ヴィオラがこの国に来てからあとのことだ。それ以前は、リヒャルトを皇太子から退け、セドリックをその地位につけようという話があったと聞いている。
「そしてゆくゆくは、ヴィオラの異母妹をセドリックの妃に、というわけか」
「少なくとも、ザーラ妃の野望はそれで果たせますよね」
「ザーラの野望って?」
ザーラは自分のことは嫌いだろうとヴィオラは思っていたけれど、野望というのがなんのことなのか検討もつかなかった。そんなヴィオラに向かい、セスは両手を広げる。
「あの方は、前の王妃が亡くなって初めて王妃になれた。最初から選んでもらえなかったんですよ」
「でも、それは……しかたがないじゃない。ザーラは……身分が低くて、本来なら王妃にはなれないんだもの。だから、お父様はお母様と結婚したのだわ」
母と父の婚姻は、国内の高位貴族達から強制されたものであった。正しい血筋の王妃が必要だからという理由で。
「そしてゆくゆくは、ヴィオラの異母妹をセドリックの妃に、というわけか」
「少なくとも、ザーラ妃の野望はそれで果たせますよね」
「ザーラの野望って?」
ザーラは自分のことは嫌いだろうとヴィオラは思っていたけれど、野望というのがなんのことなのか検討もつかなかった。そんなヴィオラに向かい、セスは両手を広げる。
「あの方は、前の王妃が亡くなって初めて王妃になれた。最初から選んでもらえなかったんですよ」
「でも、それは……しかたがないじゃない。ザーラは……身分が低くて、本来なら王妃にはなれないんだもの。だから、お父様はお母様と結婚したのだわ」
母と父の婚姻は、国内の高位貴族達から強制されたものであった。正しい血筋の王妃が必要だからという理由で。