たとえ君が・・・
全身が自分の物ではないかのように震え始め、多香子はその場に座り込んだ。
口が勝手にかたかたとなり始める。

全身を小さく丸めながら多香子はどんどんと無くなる自分の手足の感覚に、このまま消えてしまうかもしれないとさえ思い始めた。

深々と雪の降るクリスマスの夜。






多香子は降り積もる雪をじっと見つめ・・・

やがて誘惑に逆らえず目を閉じた。
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