チョコレートよりも甘い彼…

強く抱き締められたまま…

「見えないもん!」

と返すと更に不機嫌になった亮輔は

「そんな短くして誰に見せたいの?
俺がダメって言ったらダメ!」

そう言い、抱き締める力をゆるめ
おでこにキスをして…

「分かったよね?教室行くよ!」

言い終わると満足そうに私の手を握り
靴を履き替え教室までの続く階段で
先に行くよう背中をポン!と押した。

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