チョコレートよりも甘い彼…

繋がれてた手が離れて少しだけ
寂しくなった私は

「ん?一緒に教室に行かないの?」

と聞くと食い気味で

「俺が後ろに立たないとそんな短い
スカートだと丸見えだろ」

聞き終えた私がさっきまでの寂しい
気持ちなんかすっかり忘れて
いつでも過保護で優しい亮輔の
甘さに朝から幸せだなあ〜と思いながら
教室までの道のりを軽い足取りで向かった。

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