空に星が綺麗
そう推理していたら、カバンの中のスマートフォンが震えた。

カバンからスマートフォンを取り出して画面を見ると、星川くんからメッセージがきていた。

指で画面をタップして確認をすると、
『ごめん、青空が熱を出したんだ

移しちゃうといけないから、また別の機会に』

メッセージには、そう書かれていた。

一部始終を見たから、知ってるんだけどね。

そう思いながら、画面をタップしてメッセージを作成した。

『わかった、お大事にね』

特に当たり障りのないメッセージを返信すると、私はその場から離れた。

「まあいいか、今日の私の晩ご飯にしよう…」

エコバッグの中に入っている食材に視線を向けた私は呟いた。
< 41 / 73 >

この作品をシェア

pagetop