神様がくれたプレゼント
いつもと違う翔さんにどうしていいかわからなかった。

この2週間、翔さんがいなくて、こんなに1人が寂しいなんて思いもしなかった。

だから、今こんなことされたら私の正直な気持ちが出てきてしまう。繋いだ手からドキドキが伝わってしまう。

「やっぱり家は落ち着くなぁ」

優しく笑う翔さんに、ドキドキが止まらない。
静まれ。私の心臓。

「お疲れ様でした。ご飯食べる?」

「うん、久しぶりの美桜さんの手料理だ。もちろん食べるよ」

「今、温めるから待ってね」

「うん。着替えてくるね」

「はい……」

翔さんは、部屋に入っていった。私は、ドキドキをどうにか抑えようとキッチンへ向かった。
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