神様がくれたプレゼント
どうしよう?翔さんは、どんな気持ちで抱きしめてくれてるの?自分の気持ちが分かったら、相手の気持ちも知りたくなる。

でも、翔さんほど、カッコ良くて優しい人ならモテないはずはない。

あ~っ、もうどうしたらいいの?

ドキドキはおさまらないし、もう頭の中がパニックなんですけど!?

でも、心地いい~。

自然と翔さんの背中に手を回した。

と、その時翔さんの身体が、一瞬震えた気がした。

「あ、ごめん…」

翔さんは、私から離れた。

「…気にしないで」

それから、何もなかったように翔さんはいつもと変わらない態度だった。

私だけが、気にしているだけ。

でも…

気になってしまった。きっと翔さんは……私のこと…嫌いなんだよね。だって、あれは嫌だったってことだよね。

私に触られたことが……

< 48 / 85 >

この作品をシェア

pagetop