神様がくれたプレゼント
8、自分の思い
ある日、事件は起きた。

今日は、仕事が早く終わり買い物をするため、ショッピングモールにきた。いつもは、近くのスーパーだが、今日は色々買いたいし、気分転換も兼ねてここに来た。

やっぱり種類は豊富だし、来て正解だった。

エレベーターに乗って最上階にあるカフェで、ひと息つくことにした。

私って本当にバカ。カフェに来たことを後悔した。

カフェに入った途端、一瞬で翔さんだとわかった。一緒にいたのは、とても綺麗な女性だった。


どうしよう……


絶対に気づかれたくない私は、その場から逃げた。


いつもそう……自分の気持ちからも相手の気持ちからも逃げてしまう。


やっとわかった。
私に触れられたくない意味が……


そうだよね。

あんな綺麗な彼女がいたら、嫌だよね。納得のいく結果となってよかったよ。失恋してしまったけど、大丈夫。

私には、心の支えになる歌があるから……



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