神様がくれたプレゼント
🎶大丈夫だよ~
いつも僕がそばにいるから
安心して~
何も怖くはないよ~
僕はいつも君の味方だから
1人じゃないよ


やっぱり、この歌を聴くと強くなれる。私は、決心した。


ここから出ていくことを……


これ以上、翔さんに迷惑をかけるわけにはいかない。

翔さんのおかげで、貯金も貯まった。私の給料は、使わなくていいと言われ、生活費はもらっていた。


今日は、私の気持ちを翔さんに話そう。黙って出ていくことも考えたが、ここまでお世話になって、さすがにそれはできない。感情をむき出しにしてしまうかもしれないが、でも逃げたくはなかった。


夕食の準備をして、翔さんを待った。

それから1時間くらいたった頃、翔さんが帰ってきた。

「ただいまー」

翔さんは、いつもの優しい笑顔で帰って来た。

「おかえり」

私も笑顔で迎えた。

2人でご飯を食べ、食器を片付けた。その後コーヒーを入れて翔さんはソファーでくつろいだ。

「翔さん、お話があるんだけど……」

「何かな?」

優しい笑顔を向けてくれる。話しづらくなっちゃうよ。泣きそうになる気持ちを抑えて私は、少しうつむきながら翔さんの前に座った。





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