一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》



『もう、、後悔しても遅いですよ、、、?』

「うん、沢山愛して、、。」












その言葉を最後に、ゆっくりと唇を合わせる。




そのまま身体の隅々に彼がキスを落とす。

指先もキスと同時に身体の隅々まで滑っていく。





優しくて、でも情熱的で熱い。





互いに何も身につけていない素肌で抱きしめ合えば、もう胸がいっぱいになる。

ピッタリとくっつくと彼の心音が慌ただしく動く音が聞こえて、息遣いの荒い彼が小さく呟いた。











『っ、、余裕がなくてっ、、すみませんっ、、!』





普段冷静な彼が余裕が無さそうに強引に私の中に入ってきてようやく繋がった。

繋がれた事に喜びを感じて、嬉しさで涙が出た。











そんな事、初めてだった。




涙を止めないときっと彼が勘違いしてしまうと思うのに止められない。

目が合った彼が眉を目一杯下げながら、ボロボロと溢れる涙を掬うと辛そうな表情を見せた。













これは痛みや辛さからくる涙じゃないの。

でもそれを伝える術がない。










やっぱり勘違いをさせてしまったと思った瞬間、身体を激しく突き上げられた。



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