100-3は? ~なにもかも秘密な関係~
あやめがボロボロになって秘書室に駆け込むと、
「どうした?」
と同期の内藤和己が訊いてくる。
「いや、上司より遅く出社しちゃまずいかと……」
と息切れしながら、あやめは机に倒れこんだ。
「上司?
お前の上司は永遠に出社してこないだろうが」
と滅多に来ない会長のことを言われ、
おいおい……と思っていると、
「あ」
と内藤は言う。
近くのデスクから椅子を滑らせて来て、小声で言った。
「お前がうちに来るって噂、本当か」