◯完結◯☆好きになんかならない☆
遅かった…
夏歌は私の前から去って行った。








その場に残された私…






ただ、ぼーっとする私…








そこへ、香織が走って来て、私の肩を叩く。






『港君に、会いに行きな!

ちゃんと、港君の口から聞きなよ!!』




『……………』





『ねっ!ちゃんと、確かめに行きなよ…!』






黙ったまま、俯いて考えていた…













『そうだね…



勇気…出して、


行ってみるよ…』





小さく呟いた。





『うん…
頑張ってきな!!』






私に、勇気をくれて…
ありがとね…
香織。





< 121 / 173 >

この作品をシェア

pagetop