これは恋ですか。
「俺は、華子が好きだ。
華子には、俺の左側にいつもいて欲しいと思ってる。
兄、威と同じ、いやそれ以上に大切な人だから、俺の命を預けたい」


これって、もしかして。

恋の、告白…?


「大和が、私を…?」


「華子にとって、専務が一番なのはわかってる。
俺も、専務の為に日々努力して戦っているから。

でもさ、一人より二人ならより強くなれると思わないか?
辛い時は励まして、嬉しい時は喜んで。
そういうのを、一緒に共有したい。

華子は、俺じゃダメか?」



大和が、私を好き。


ハッキリ言葉にされて、正直、戸惑っている。


「…ごめんなさい。
大和を一人の男の人として、恋愛対象として見たことなかった。
副社長の同級生で、会社に無くてはならない人で、とにかく変わり者で。

世話のかかる人で。

目が離せない人だと」


「…そっか。

そうだよな。ごめん。
あんな事件で怖い目にあった後にする話じゃなかったな。

さてと。そろそろ、送って行くよ。
華子も、自分に気があるってわかった男と二人きりなんて嫌だろ?

タクシー呼ぶから、ちょっと待ってて」


大和が、携帯を手に立ち上がる。


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