つきとねこ

プロローグ

君ってさいつも悩んでるよね

まあ、僕にゴハンをくれるなら別にどうでもいいけどね



僕は猫だ、名前はコジロー。今年で11歳になる。

なに?じいさんだって?
人の…いや猫の年齢にツッコミをいれるなんてナンセンスだぜ。

「小次郎、夕ごはんだよ」

「ニャー」

このゴハンを持ってきたのは僕の飼い主の柚月(ゆづき)だ。

夕ごはんだよって言ってるけど柚月はさっき起きたばかりだ。
ていうか、柚月はいつも朝に眠って夕方に起きる生活を送ってる。

まったく僕と一緒じゃないか。

でも、柚月のママはいつも朝に起きて忙しく働きまわってるのにふしぎだね。

目の前に置かれた緑の皿に缶詰のごはんが入っている
今日はあんまり、おなかはすいてないから半分だけごはんを食べる。

「猫はいいよね、外に出なくてもいいんだもん」

あーあ、またそれかよ。

柚月はいつもそれを言う。
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