危険なキミの溺愛
こんなの、ドキドキし過ぎて壊れちゃう。



「湊ぉっ…首…やだ…」



やっと出せた声は息も絶え絶え…。



同時に、体を触れられたところからジワジワと何かが押し寄せる。




ん…やっぱり、なにか変…。



体をよじると軽く肩をドアに押し付けられた。



首から顔を離し、ジッと優しく見つめられる。



「それ逆効果。やめてあげたいけど…無理」



無理なの!?



私…もう、いっぱいいっぱいだよ。



首をフルフルと横に振ると、目を細めて優しく笑っている。



「やばい…なんでそんなにかわいいんだよ…」



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