危険なキミの溺愛
「え…と…」



目は泳ぐし、しどろもどろ。



私の返事を待たずに首筋に噛み付いてきた…ううん、チュッと吸われて甘い痛みが走る。




「まずは…キスマーク…」



や…うそ。



それだけじゃ終わらなくて、首筋にゆっくりと小さなキスをいくつも落としてくる。



んんっ…。



なんだか変な感じ…ふわふわして、気持ちいい…。



そしてすっごく恥ずかしい…。



ビクッ!



壁をついていない方の手が、私の腰をグッと引き寄せる。



湊と抱き合う体勢になって、もう…いきなりの展開についていけない。



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