危険なキミの溺愛
薄暗い部屋の中でノートパソコンを開き、静かに画面を覗き込んでいる。



そしてポケットから何かを取り出し、湊がしたみたいにパソコンの横に挿している。




『データ移行完了!よしっ…これで』



『宙!?どこにいるの?』



あれは…私の声!?



『チッ』



舌打ちをした後、宙はベッドに急いで転がる。



これって…さっきの出来事と同じ…。



って!家中に防犯カメラ!?



まだ設置されてるってこと?



私がキョロキョロしている間に、宙は物凄い勢いで部屋の中を駆け抜けて玄関へ向かう。



そしてその後を湊が追いかける。



あっという間に…宙を床に引きずり倒した。



「くそっ、離せ!」



「誰に頼まれた?まあ…察しはついてるけどな」



逆上する宙とは対照的に、湊はいたって冷静。


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