危険なキミの溺愛
「ううっ…バレてたのか…」



宙は悔しそうに床を叩いている。



「うちの母親だろ。どんな条件で話を持ちかけられた?素直に教えれば逃がしてやらないでもないけど」



え…湊のお母さんが!?



まさかとは思ったけど、宙の反応を見て湊の言う通りなんだと悟った。



「湊さんの持ってるデータを探して渡せば、婚約のことも借金もなかったことにするって…俺なら、怪しまれずに部屋に忍び込めるからって…」



「なるほどな。ごめんな…宙に余計な心配かけて」



てっきり宙を責めるのかと思っていたら、優しく声をかけている。



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