桜の咲く頃……… 君を想う
「俺は彼女のことがホントに好きだ。
自分を一番好きだなんて…………
気色悪いこと言わないでくれ!!
それと…………彼女のことを『桜ちゃん』なんて
馴れ馴れしく呼んで欲しくない!」

怒りに任せて、思ったことを口にすると…………

「「「「プッ~!!!!」」」」と

盛大な吹き出しが、四人の口から漏れた。

「真面目な顔して…………
ホントに好きだって~!!!!」

「あぁ~腹痛い!!
桜ちゃんって呼ぶなって……………。
どんだけ独占欲が強いんだよ~!!
可笑しすぎて、腹がよじれる。」

「しかも、馴れ馴れしくだよ!!!」

「先生が、桜を大好きだって伝わったよぅ~」と

それぞれ、大爆笑しながらコメントをくれる。

…………………担がれた??

言わされた感、満載のコメントだけど。

俺の心にある、嘘偽りのない気持ち。

「すみません。
亨さんに諦めて欲しくなかったから…………
試すような言い方しちゃいました。」

謝る後藤君に

「嫌、ああして良かったんだから………
謝る必要はない。
むしろ、亨は後藤君に感謝しないとな。
忘れかけていた大切な気持ちに、気づかせてもらったんだから。」と

春人が、後藤君の言葉を肯定している。

確かにそうだ。

諦めるとか言ったけど。

諦められる訳ないんだよなぁ。

それが出来るなら、とっくに諦めてる。
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