極道の義娘は失声症
夢の中では,私は微笑んで玲華さんと話をしていた
声が出ている
素直に羨ましい
そう思っていると,優しい玲華さんを見た
あんな顔,私見たことが無い
私は目を伏せてその場から走り去る
そんな
悲しい夢
「は………!?」
「湊!どうしたんじゃけぇ!」
帝さんが私を抱き締めた
私は自分の目に触れる
(泣いているの?)
キョドキョドしていると帝さんが私を見た
「もう大丈夫じゃな」
ほっとしたように笑う帝さん
私はペンを走らせる
ーありがとうございました,手も!
「気にせんでええ」
「ー!」
ペンを握るとその手を掴まれる
そして
ーーーーチュ
「ー!?」
私の唇に触れる何か
それが唇だとわかるのにそうはかからなかった
「何じゃ,初めてか?」
ペロリと舌舐めずりをして笑う帝さん
私は真っ赤になる
「どうしたのよ?………って帝!何したのよ!」
「何ってのぅ?湊」
「ー!ー!」
ーキスされた
それを見た玲華さん
暫くの間
水が落ちる
「あんたーーーー!この馬鹿ーーーー!」
「煩いのぅ!若頭ーーーー!!」
「お前らが一番煩せぇよ!」
二人の頭を掴む仁さん
二人は正座
「熱下がったか,ヨシヨシ」
「ー」
私は下を向く
ーごめんなさい
そう書いた
仁さんは玲華さんを見る
「あいつ,何も出来なくてな」
「?」
「子育て」
「ー!」
私は少し顔を上げた
仁さんは笑っている
(何で笑って?)
「玲華はな,お前が笑ってくれるのが一番嬉しいんだと」
(笑顔?)
ー喜ぶ?
「あぁ」
私は正座している玲華さんの所に行き
ーありがとう
そう伝えた
「えぇ,良かったわ」
そう玲華さんは笑った
その笑顔は
夢の中のあの姿
「儂にもしてくれねぇのけぇ?」
「ー!」
ボンと赤くなる
ーありがとう…ございました
「おう」
「キー!このあほ!」
「何じゃと!」
「ウルセェ!」
今日は遅くなったので帝さんは泊まることに
なったのは良いが
私の左右に玲華さんと帝さんがいるのは何故?
「さ,寝ましょうね!」
ポンポンと布団を叩く玲華さん
ーはい
「もう少し近ぅ寄れ」
グイッと引き寄せられる
私は逃げようとしたが耳元で
「寂しい」
と言われ大人しくなる
「もぅ!」
玲華さんの手を握る
「あら!甘えてくれるのね!好きよ!」
ギュッと抱き締められた
「ー!!」
(やった!!)
ホワホワしていると耳元に息がかかる
「ーッ!?」
「面白いのぅ」
「離しなさいよ!」
お泊まりは深夜まで続いた
正直
疲れ果て寝た私達であった
声が出ている
素直に羨ましい
そう思っていると,優しい玲華さんを見た
あんな顔,私見たことが無い
私は目を伏せてその場から走り去る
そんな
悲しい夢
「は………!?」
「湊!どうしたんじゃけぇ!」
帝さんが私を抱き締めた
私は自分の目に触れる
(泣いているの?)
キョドキョドしていると帝さんが私を見た
「もう大丈夫じゃな」
ほっとしたように笑う帝さん
私はペンを走らせる
ーありがとうございました,手も!
「気にせんでええ」
「ー!」
ペンを握るとその手を掴まれる
そして
ーーーーチュ
「ー!?」
私の唇に触れる何か
それが唇だとわかるのにそうはかからなかった
「何じゃ,初めてか?」
ペロリと舌舐めずりをして笑う帝さん
私は真っ赤になる
「どうしたのよ?………って帝!何したのよ!」
「何ってのぅ?湊」
「ー!ー!」
ーキスされた
それを見た玲華さん
暫くの間
水が落ちる
「あんたーーーー!この馬鹿ーーーー!」
「煩いのぅ!若頭ーーーー!!」
「お前らが一番煩せぇよ!」
二人の頭を掴む仁さん
二人は正座
「熱下がったか,ヨシヨシ」
「ー」
私は下を向く
ーごめんなさい
そう書いた
仁さんは玲華さんを見る
「あいつ,何も出来なくてな」
「?」
「子育て」
「ー!」
私は少し顔を上げた
仁さんは笑っている
(何で笑って?)
「玲華はな,お前が笑ってくれるのが一番嬉しいんだと」
(笑顔?)
ー喜ぶ?
「あぁ」
私は正座している玲華さんの所に行き
ーありがとう
そう伝えた
「えぇ,良かったわ」
そう玲華さんは笑った
その笑顔は
夢の中のあの姿
「儂にもしてくれねぇのけぇ?」
「ー!」
ボンと赤くなる
ーありがとう…ございました
「おう」
「キー!このあほ!」
「何じゃと!」
「ウルセェ!」
今日は遅くなったので帝さんは泊まることに
なったのは良いが
私の左右に玲華さんと帝さんがいるのは何故?
「さ,寝ましょうね!」
ポンポンと布団を叩く玲華さん
ーはい
「もう少し近ぅ寄れ」
グイッと引き寄せられる
私は逃げようとしたが耳元で
「寂しい」
と言われ大人しくなる
「もぅ!」
玲華さんの手を握る
「あら!甘えてくれるのね!好きよ!」
ギュッと抱き締められた
「ー!!」
(やった!!)
ホワホワしていると耳元に息がかかる
「ーッ!?」
「面白いのぅ」
「離しなさいよ!」
お泊まりは深夜まで続いた
正直
疲れ果て寝た私達であった