お転婆魔女は性悪イケメン男子に恋をする
「ほんっとあんたって昔から可愛げがないわ」




「知ってますよーだ」




「でも嫌いじゃないわよ。そういうとこ」




一瞬ぽかんと口を開けた栞奈は次の瞬間私に抱きついてきた。




「私は大好きですよ。月華様がいなくなって私がどれだけ悲しんだと思ってるんですか...!」




私の胸に顔を埋めて私にしか聞こえないような声で話し始めた栞奈の頭を撫でる。




「栞奈、ごめんなさい。私も大好きよ」




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