最初で最後の愛の話
「ミコトくん」

愛に声をかけられ、僕はドキッと胸を高鳴らせる。ドキドキしながら振り返ると、プリンセスラインの純白の美しいドレスを着た愛がはにかんでいた。

「なんか、照れるね」

愛が微笑み、僕も「うん。でも、すごく綺麗だ」と愛の赤い頰にそっと触れた。

「健やかなる時も、病める時も、共に歩み、敬い、愛することを誓いますか?」

神父様に訊かれ、僕たちは同時に「はい」と答える。愛に残された時間は僕よりもずっと少ない。僕よりも早く歳を取る。でも、僕の一生をかけて愛を愛していくんだ。

「愛、愛してる」

「私も、ミコトくんを愛してます」

優しく唇を重ね、永遠を誓う。唇が離れた刹那、愛は微笑みながら涙を流していた。
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