冷酷組長は泣き虫、天然に恋をした

  今日はお風呂も先に入れたし庭でお菓子食べて寝よ笑


勇気「よいっしょ!…」


  リンリン…


  夏を感じさせる鈴虫の音が響きわたる


?「そんなところにいたのか」


  この声真希さん?


  廊下の角で声がしたので向かうと伽耶さんと一緒にいた


勇気「?!」


伽耶「ちょっと風にあたりにきたの」


真希「…そうか」


伽耶「真希はどうしたの?」


真希「庭で酒飲みにきた」


伽耶「一緒に飲んでいい?もちろん私はお茶で笑」


真希「いいよ」


  廊下に座り外を見ながら二人は色々話し始めた


勇気「…」


伽耶「寄りかかっていい?」


真希「好きにしろ」


  スッ…


  ズキン


  私は走って部屋に戻って布団に潜った


  だめ!忘れろ!


勇気「…ッ…」


星矢「勇気大丈夫か?」


  私の勢いよく布団に潜ったことでみんなが起きた


しー「なんかあった?」


勇気「なんでも…ない…」


スイ「泣いてるの?」


陽「茶持ってくる」


勇気「大丈夫…ちょっと疲れただけ、心配させてごめん。早く…ッん…寝よ」


くま「明日聞かせろよ」


勇気「うん」


  私は二つ返事で終わらせてみんなも納得のいかないまま寝た


  神様…いつかこの失恋が痛くなくなりますように…




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