冷酷組長は泣き虫、天然に恋をした
?「今絆創膏はありませんよ?」



?「んん〜」




美「私絆創膏持ってます。」




?「ほんとに?それじゃあ1個ちょうだい、貼っ
てあげる笑」




美「ありがとうございます……」




ペタ




?「はい、これで終わりだよ笑」




美「何から何までありがとうございます」




?「どういたしまして笑」




?「そういえば君学校は大丈夫なんですか?」




美「え?……学校……はっ!」




2人『 ?!』




美「今日入学式なのに〜どうしよ〜」




?「……どこの高校?」




?「おい」





?「いいじゃん、ここまで世話したんだし最後までしよう」




?「はぁ〜好きにしろ」





?「高校はどこ……あれその制服」





?「行き先がわかりました。」




?「僕もだよ笑」




美「え?」




車を走らせて着いたところは私が通う学校だった。




?「ここでしょ?笑」




美「は、はい、」




?「良かった笑それじゃあ入学式頑張ってね笑」




美「はい!」




とは言ったものの……遅刻には変わりない……どうしよ……入りずらい……




美「うう〜ヒック」



体育館ってここだよね?
私は体育館のドアをゆっくりと開く



?「誰だ?」




美「あ、ち、遅刻……」




?「遅刻か、もう始まってるからここで待って
ろ」




美「はい……」




?「次は理事長の言葉」




そんな所まで進んでたんだ……




辰「俺はこの漣学園の理事長 国近 辰巳だ」




女子「キャー!!何あのイケメン」



女子「カッコイイ!」




女子「ヤバい!あの人狙おうよ〜」




おお……遠くて全く見えない。




美「……んん〜……んん〜」




?「?!何やってんだ……」




美「理事長さんの顔見えなくて〜」




?「目、悪いのか?」




美「そこまで悪くないと思いますけど……」




?「はぁ〜俺のメガネかしてやる」




美「え?」




?「けどかすのは今だけだからな」




美「はい笑」





いざかけると……グワン〜




美「うわ〜な、なにこれ〜」





?「お、おい!」




度が高すぎて床が動いて見えて、私はフラフラして倒れてしまった。




?「危ねぇ!」




バタン!





美「ぐえ」





女の子とは思えない声を出しながら倒れてしまった。これまた痛くありませんでした。
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