冷酷組長は泣き虫、天然に恋をした

美海「皆どうして学校に来てくれないの?」


雪「ちょっとやる事があって来れなかったんだ、寂しかった?」


美海「ちょっとだけ」


ルキ「ガキだな〜笑」


美海「んん〜ガキじゃないし!」


七尾「明日は学校行くよ」


美海「本当に!」


翔「ああ!」


美海「それじゃあ、明日一緒に行こう!」


雪「ちゃんと起きろよ」


美海「うっ、が、頑張ります」


陸「それに明日の朝は理事長の話だからな」


美海「え?!初耳!」


陸「は?お前先生から聞いてないのか?」


美海「あ、私寝てて…聞いてない…」


陸「俺たちに会って良かったな笑」


美海「うん!笑」


七尾「俺たちまだやる事あるからもう帰りな」


美海「うん!皆また明日!おやすみ〜」


ルキ「寝坊すんなよ〜」


美海「は〜い!」

  
   私は今度こそアラームをセットして寝た


   ジリリ〜


美海「んん〜…」


   ピッ………10分後


美海「は?!今何時!…危ない後もう少し寝てたらアウトだった〜早く着替えよ!」


   今日はいつもよりスムーズに起きる事が出来た。


お父さん「?!美海が起きてる…お母さん!今日の夜はお赤飯炊いてくれ!」


美海「お父さん大袈裟だよ笑」


お母さん「二人とも階段はゆっくり降りて頂戴ね〜」


お父さん「おわっ!」


美海「お父さん!そんな所で転んだら…ああ〜うぎゃ!」


お母さん「呆れるは、」


   ピンポーン


お母さん「は〜い、あらあらもうすぐ来るからまってて」


雪「はい」


美海「あ!皆おはよう!お母さん弁当とおにぎりちょうだい!」


お母さん「はい、きおつけるのよ」


美海「はーい、行ってきます!」


2人「「いってらっしゃい!」」


ルキ「ちゃんと寝坊せずに起きれて良かったね」


美海「理事長先生の話だからね…なんか先生に怒られる予感がして、それで」


七尾「いつも怒られてるのに、今更だろ」


美海「まあ、そうなんだけどね〜笑」


翔「いや褒めてないから、」


美海「みんなに聞きたいことあるんだ、恋っていつ気づくものなの?」


翔「は?!急になんだよ!」


美海「い、いや、ちょっと気になって…」


雪「直感」


ルキ「即答かよ」


七尾「ドキドキしてる時じゃね〜」


美海「そ、そうなの!」


七尾「適当」


ルキ「適当かよ…」


翔「俺は一緒にいて楽しいかな」


美海「ふんふん」


ルキ「俺も楽しいかな」


美海「へぇ〜」


雪「美海はどうなんだよ」


美海「私はドキドキかな…」



雪「好きな奴出来たのか?」


美海「え?!ち、違うよ!」


雪「ふーん」


辰巳「あれ?雪じゃん!」


雪「辰巳さん」


辰巳「遅刻しなくて良かったな〜」


雪「それはどうも」


辰巳「あ、お前噂の泣き虫猫か」


美海「…泣き虫?!」


辰巳「すぐ泣くって噂だ笑」


美海「泣いてないです!」


辰巳「そうやって突っかかるところなんかガキそのものじゃん笑」



   うるせぇ!長々親父!


  理事長先生はとても話が長いだから古文の授業より嫌い


辰巳「…お前今心で何思った?」


美海「?!な、何も…」


辰巳「お前ら先に体育館行ってろ」


七尾「は、はい」


美海「ま、待って!」


ルキ「どうにかなる!」


  いや、なるか!


美海「せ、先生?」


辰巳「何思った?」


   キーンコーンカーン


美海「チャイムなりましたよ?」


辰巳「問題ねぇ、俺は理事長だからな〜」


  いや、こっちは問題大アリだよ!


美海「…長々先生って思いました!」


辰巳「…」


美海「親父…と思いました…」


辰巳「ほ〜」


 あ、もうこれ担任にも怒られる…遅刻だし、終わった。


辰巳「いい度胸してんな〜覚悟はできてるんだろうな‼︎」


美海「ひぃぃ!ごめんなさい〜!」


辰巳「こっのアンポンタンが!!」


  何とあろうことか怒られているのは体育館の目の前なので先生の声が丸聞こえ


瑠「?辰巳?、」


陸「なんかあったのか?」


京「どうせ今来てない栗山だろ…」


陸「あ〜」


  それから私はありがたいお説教をくらわされた。


 理事長先生の話がある中第二ラウンド開始!


瑠「お前は全く〜」


美海「ごめんなさい〜」


瑠「だからお前は…ペラペラペラペラ」


  理事長先生寄り話ながい…


  先生のお説教が終わったかと思うと、また、理事長先生に部屋に来るように呼び出された



  そして先程したのにまだ、説教が足りないとのことで理事長室にて


  第3ラウンド開始!


辰巳「さっきも言ったが、ペラペラペラペラ」



  耳にタコできそう…


辰巳「て事で罰として今日お前俺の雑用係な」


美海「ええ?!じ、授業は?」


辰巳「休憩時間に呼ぶから安心しろ!」


  鬼だ!!!!!


  それから体育館に行き一番後ろの列に並んだ。幸い一番後ろの前には真実ちゃんがいたので少し落ち着いた。


真実「あんたね〜理事長先生に怒られるのはこの世で安打だけよ」


美海「そ、そうかな…えへへ」


真実「いや、褒めてないからけなしてるから!」


美海「はい…」


真実「はぁ〜」


辰巳「みんなおはよう!急に集まって悪かった、実はここ最近通り魔が出るらしいんだ」



   ザワザワ


   通り魔と聞き生徒達はざわつきはじめた


陸「静かにしろ!」


辰巳「それで、帰りは寄り道は禁止とする!学校が終わり次第家に帰るように。なお、俺たち先生達みんな見回りに行く、そこでお前らを見つけ次第俺たちが優しく送ってやる笑」



   キャー!

   
  ギャル達は顔を真っ赤にして叫びたした


辰巳「ただし!課題プラス一ヶ月トイレ掃除だけどな〜、俺たちは優しいから甘く見てんだよ、わかったか?」



生徒「「「…は、はい」」」(どこも優しくねぇ〜てか、地獄しかねぇだろ)


真実「なんか怖いね」  


美海「うん…」


真実「当分カフェも無理そうだし早めに帰ろうか」


美海「そいだね」
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