冷酷組長は泣き虫、天然に恋をした

辰巳「荷物それだけか?」


美海「はい!」


辰巳「それじゃあ、車乗ってろ、学校の戸締りしてくる」


美海「わかりました」


  車の鍵をもらい駐車場に向かった

美海「あ、先生の車の特徴聞くの忘れてた、」


美海「ま、いいか!」


  ちょうど先生の車ボタン押したらどれか分かるやつだった。


  ピッ


美海「お!これか」


  車に乗り10分たった


美海「先生遅いなーもしかして忘れ物かな?先生が?笑 ないか!」


   独り言は…寂しかった。


美海「…」


美海「そうだ、お母さんに遅くなるってメールしておこう」


  LINEを送り、また…暇になった。


美海「…」


辰巳「はぁはぁ、悪い!遅くなった!」


美海「?!…大丈夫です」


辰巳「電話あって…」


美海「…」


  私は涙をためた顔を見られないように先生の顔を見ずにうなずくだけをした


辰巳「悪い、寂しかったか?」


美海「…」


辰巳「…お前泣き虫の癖に変なところで強がりだよな」


美海「…」


辰巳「ごめんな」


美海「?!」


   先生は私の頭を優しく撫でてくれた


美海「…遅いです…もう少しで泣くところでした」


辰巳「悪い悪い笑」(てか、もう泣いてんじゃん)


   家に送ってもらい先生にお礼を言って先生の車が見えなくなるまで外で見ていた。


美海「ただいま〜」


母「おかえりなさい、早くお風呂入りなさい、洗濯出来ないから」


美海「はーい」


父「おかえり〜」


美海「ただいま!お父さん今日早いね笑」


父「おう!仕事早く終わったからな〜」


美海「それじゃあお母さんと今日いっぱいイチャイチャできるね笑」


父「そうだな笑」


母「早くお風呂入りなさい!」


美海「はーい笑」


   チャポン

美海「ふー…先生の手…大きかったな〜」


美海「ふふ笑」


美海「あ、明日真実ちゃんや雪くん達と帰ろう」


美海「通り魔か〜本当にいるんだろか、…ま!私には来ないよね〜」


   そんな風に呑気な事を思いながら次の日になった。

   
   最悪な事になるとは知らずに
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