冷酷組長は泣き虫、天然に恋をした
?「開けろ」



?「はい」




ガチャ



?「……」



バン



涙は止まったものの状況がいまいちつかめずにいた。




?「お前の家の途中まで送ってやる目印になるも
ん教えろ」




美「まっすぐ行って右に曲がったところに赤いポストがあるのでそこで下ろしてくれたら大丈
夫です。」



?「わかった。行け」




?「はい」




?「そういえば美海ちゃんの名前は聞いたけど僕たち言ってないね!」




美「え?」




遥「僕は 、東堂 遥だよ笑」




菊「私は、紫 菊です。」




真希「霧島 真希だ」




美「あ、はい……」




遥「2回も会うなんて思わなかったよ笑もしかし
たら運命なのかもね笑」




真希「くだらねぇこと言ってんな」




遥「はいはい笑」




美「でもどうして名前教えてくれたんですか?」




遥「もしかしたらまた会えるかもしれないからだ
よ笑二度あることは三度あるでしょ笑」




美「はい……」




菊「着きましたよ」




美「あ、ありがとうございます。」





遥「うん笑転ばないように気おつけるんだよ〜」




美「はい……」





遥さん達は私が見えなくなるまで車を動かさなかった。



美「お母さん、ただいま」




母「美海大丈夫だった?」





美「うん、優しい人が助けてくれた」





母「あら、その人にちゃんとお礼言ったの?」




美「うん……」




母「直ぐに作るからお風呂入ってきなさい」





美「うん笑」




お風呂から上がりドライヤーを終わらせるとご飯はできていた。




美「美味しそう!笑」




母「笑、あなたご飯よ」




父「ああ」



そういえばあの人達にまた会えるのかな……(二度あることは三度ある)あの人が言うように……また……私は考え事をしながら眠ってしまった。アラームをセットせずに
< 9 / 142 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop