【演歌歌謡曲】佐伯達男のこころ歌
雨の上一万交差点
あなたがいなくなって

二度目(ふたまわりめ)の

梅雨(あめ)の季節を迎えました

あなたはあの時

何も言わずに

路面電車(でんしゃ)に乗ってから

それっきり

それでも、私は待っているわ

雨降り交差点の

この電停(ばしょ)で

あなたが

帰ってくるのを

待っているわ

ずっと


あなたを待ち続け

二度目(ふたまわりめ)の

梅雨(あめ)の季節を迎えました

私はいつも

あなたを思い

梅雨(あめ)にうたれて

ひとりぼっち

私は、今も待っているわ

雨降り交差点の

この電停(ばしょ)で

あなたのことを

思いながら

待っているわ

ずっと


雨降り交差点を

激しく行き交う

車や路面電車(でんしゃ)は

どこへ行くの

冷たい雨にうたれて

震えている、私

あなたとふれた

手のひらが

冷たいわ

私は今も、待っているわ

雨降り交差点のこの電停(ばしょ)で

あなたとの

思い出を

抱きしめて

待っているわ

ずっと


あなたと私はいつも

お互いに

スレ違いばかりが

あったけれど

それでも

許し合い

愛し合って

幸せな日々が

続くと思っていた

私は今も、待っているわ

雨降り交差点のこの電停(ばしょ)で

あなたとの思い出は

今でも

おぼえているわ

ずっと


路面電車(でんしゃ)から降りてくる

男の人

後ろ姿を、見るたびに

あなたじゃないかと

気がつけば

後ろ姿を

ながめていた

帰ってきてよ

お願いだから

雨降り交差点のこの電停(ばしょ)へ

私、あなたが

いなければ

生きて行けないわ


帰ってきてよ

お願いだから

雨降り交差点の

この電停(ばしょ)へ

雨にうたれて

今日もまた

泣いている


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