モデル彼氏とお姫サマ☆






こんがらがった心境はあまりにも複雑で、自分で解くことさえもできなくなっていた。


だけど、何だか李斗なら…


そのこんがらがった無数の糸を、解いてくれるような気がしたんだ。



「聞いて…くれる?」


「…しゃーねーな。」



そう言って、自分の髪を少しくしゃくしゃと崩した李斗。


でも李斗…。


あたし分かってる。


そんな態度とっていても、分かるんだ。


本当は優しい李斗の心。







< 302 / 583 >

この作品をシェア

pagetop