モデル彼氏とお姫サマ☆





時が止まったかのように、俺達は停止してしまった。


俺、なにやってんだ?


頭にはさっきからこの言葉しか流れていない。



「李…斗……。」



やっとの沈黙を破ってくれたのはこのアリスの言葉だった。



「ねえ、李斗…聞こえてる?」



戸惑うアリスの声に手を離そうとした。


でも…俺の手が離れることは無い。






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