モデル彼氏とお姫サマ☆
「あ、それともうすぐ卒業式だろ?」
「え?」
目の前の海鬼は書類に目を通しながら、言葉だけを投げかける。
「だから…卒・業・式。」
卒業式…?
「あ、忘れてた。」
海鬼が言った話題に、あたしはすっかり卒業式を忘れてしまっていた。
そんなあたしに海鬼は呆れ顔。
だって仕方がないじゃん。
あたし、学校嫌いなんだもん。
学校なんて、和馬と由香に会いに行くだけの場所。
だから、忘れてしまってしまっても仕方ない。