わたしには刺激が強すぎます。


来た時とはまるで、景色が違う。
それは暗くなったからとか、そんなんじゃなくて。


電車のドアにもたれかかって立つ。
窓の外にはさっきまでいた遊園地が見える。
…イルミネーションが滲んでる。


泣いちゃだめ。なのに自然と涙は零れ落ちて。
じんわり目に溜まったかと思えば、スッと頬を伝う。
何度も、何度も。


周りの人からしたらきっと、私は変な人だ。
だけどどう思われたっていい。
もう、なんでもいい。


あんなに楽しかったのに。
こんなに…好きなのに。


今まで、今日だって、尚くんはどういう気持ちで一緒にいてくれたんだろう。
変な気持ちになるってなに?
すごい、楽しかったって、じゃあどうして?




──────尚くんにフラれてすぐ、私は苦手な、苦手な作り笑いで。


「〜っあ、謝らないないでよっ私もすっごい楽しかったよ!」


そう言ったけれど、その時はもう限界だった。

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