わたしには刺激が強すぎます。


彼氏ができたことは知られているけど、それが誰かまでは伝えてない。
だからなんか聞かれるの、すごく嫌だ…!


「な、なんの用!?」

「は?彼氏なのに用ないと来ちゃダメなのかよ」

「し、しーっ!」


私は人差し指を唇に当てて、真琴を黙らせようとした。
だけど真琴はそんなことで黙る奴じゃない。


「まぁ用あるっちゃあるけど」

「な、何よ」

「今日ワック行くぞ」

「ちょ、行くぞって勝手に決めないでよっ」


マイペースバカ…!


眉間にシワを寄せる。
すると私が嫌がっていることなんてお構いなしに、真琴は体を折り曲げて私の耳元で言った。


「お前は俺に借りがある。奢れ。」


< 136 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop