わたしには刺激が強すぎます。
彼氏ができたことは知られているけど、それが誰かまでは伝えてない。
だからなんか聞かれるの、すごく嫌だ…!
「な、なんの用!?」
「は?彼氏なのに用ないと来ちゃダメなのかよ」
「し、しーっ!」
私は人差し指を唇に当てて、真琴を黙らせようとした。
だけど真琴はそんなことで黙る奴じゃない。
「まぁ用あるっちゃあるけど」
「な、何よ」
「今日ワック行くぞ」
「ちょ、行くぞって勝手に決めないでよっ」
マイペースバカ…!
眉間にシワを寄せる。
すると私が嫌がっていることなんてお構いなしに、真琴は体を折り曲げて私の耳元で言った。
「お前は俺に借りがある。奢れ。」