【女の事件】十三日の金曜日
第17話
(ギュィィィィィィィィン!!)

深夜11時58分頃のことであった。

金田町半田(かんだちょうはんだ)の一軒家で深刻な事件が発生した。

事件現場の暗い部屋に、全身サンショウウオのもようのペイント男50人が集団で押し掛けて、電動ノコギリで家にいたパジャマ姿の女子中学生を脅して、関係を迫っていた。

女子中学生は、泣きながら命ごいをしていた。

「お願い…助けて…命だけは助けてイヤ!!」

女子中学生は、泣きながら必死に命ごいをしていたが、全身サンショウウオのもようのペイント男たち20人から集団で犯されて、殺されてしまった。

同時に、介護ベッドで寝ていた寝たきりの男性がペイント男たち30人に殺されてしまった。

事件現場の家は、金田の支所に勤務していた女性職員が暮らしている家で、殺されたのは女性職員の夫婦の娘と義父であった。

女性職員さんの2歳のお子さんも、事件に巻き込まれて亡くなった。

事件発生から6時間後のことであった。

愛媛県警の捜査1課の刑事たち40人(うち県警本部からの応援10人)が現場に駆けつけて来た後、現場検証を行っていた。

現場検証の結果、容疑者を割り出すための物証が乏しいので、愛媛県警の捜査1課の刑事たちのイライラがものすごく高まっていた。

さて、それから10時間後のことであった。

まさのりは、6ヶ月以上も教習所に来ていない教習生に教習所に来るか未納の料金を払えとサイソクをしていたが、教習生が応じないことに腹を立てていた。

この時期は、2月中旬から入所した教習生を多く抱えていたので、職場がイライラキリキリとなっていた。

まさのりは、6ヶ月以上も教習所に来ていない教習生をハイジョしてやると激怒していたので、三島宮川でジムを経営している元プロボクサーの知人の男性に助けを求めた。

まさのりは、高知市で暮らしているジム経営者の知人の極悪非道のやくざ組織を利用して、6ヶ月以上も教習所に来ていない教習生をハイジョすることに乗りでた。

ところ変わって、JR赤星駅の近くにありますボロアパートの一室にて…

まさのりは、やくざ組織の男たちと閉じこもりがちになっている教習生をサイソクしていた。

「コラオンドレ!!オンドレは終了検定がイヤなことを理由に教習所へ行くのがイヤや言うといて逃げ回るだけ逃げ回っとるそうやないかぇ!!そないに教習所へ行くのがイヤと言うんやったら、6ヶ月以上納めてへん料金の10倍の金額を契約取り消し料として今日中に納めるんやな!!」
「じゅ、10倍…」
「せや!!」
「払うのか払わんのかどっちなんやオラ!!」
「む、む、む、む、む、む、む…無理です…そんなんはらえまへんねん!!」
「なにィ!!払わんだと!!」
「と、と、と、と、と、と、と…とてもとはいえまへんけど無理です!!払えません!!」
「払えませんで済むと思ったら大きな間違いや!!」
「かんにんしてーな…うちにはそないな金額なんて1銭もおまへんねん…どーやってクメンせいと言うのでおますか…もうえかろが…かえってーな!!」
「なにィ!!帰れだと!?」
「帰れや!!オドレらの教習所はいつ頃からやくざ組織とつながりがあるんや!!ケーサツ呼ぶから動くな!!」

教習生の男性は、受話器をあげてケーサツに電話をしようとしていたが、若い男が持っていたトカレフで教習生の男性の背中を撃ってしまった。

(ズドーン!!ズドーン!!ズドーン!!)

教習生の男性は、やくざの男が持っていたトカレフで撃たれて殺されてしまった。

その後、金目になる品物の次々と強奪していった。

まさのりは、このあとも極悪非道のヤクザと一緒に教習所に来ていない教習生を次々とトカレフで撃って死なせた後、金品強奪を繰り返していた。

まさのりは、のちにやくざ組織に利用されてしまうことなどお構いなしになっていた。

恐ろしい悲劇は、この後もまだ続いて行くのであった。
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