騙し愛
「お前に振り向いてほしいからわかりやすいようにアプローチしても、お前はいつだって普通に笑って……。恋人のフリなんて俺がお前以外にすると思ったら大間違いだぞ」

「えっ……それって……」

蕾の顔も赤くなっていく。アプローチに全く気付いていなかったのだ。

「俺と、結婚を前提に付き合ってください」

俊の言葉に、蕾は行動で答える。俊の頰に触れて、唇を重ねた。





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