23時41分6秒

勤務を終えて、スーパーへ向かう途中、
通りを挟んだ向かいの喫茶店から
彼が出てくるのを見かけた。

久し振りに見かける姿に、思わず
笑みがこぼれた。

「まさ…………」


彼に続いて見覚えのある女性が
でてきて、彼を軽く突き飛ばした。

驚いた顔で振り向いた彼に、
女性が笑いかける。

< 160 / 221 >

この作品をシェア

pagetop