23時41分6秒



パーティーの会場へ向かう道中
運転する春乃は助手席の私に
会社の事を絶えず話していた。


そんな話はどうでもよかった。


春乃の耳で揺れる花のピアスを
目で追い時折、相槌を打ちながら
私は復讐のことだけを考えていた。


正直、どんな復讐をするか
方法は思いつかなかった。


殺人事件の動機でカッとなって
殺したという話を聞くが
私はそのタイプの人間なのだろうか?


本人を目の前にして自分がどんな
行動をとるのか全く予想ができない。


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