(実話)あたしの花~大切な宝物~貴女に逢える日を…。
母は戻って来た、体壊して、アルコール性肝炎だったと思う。お腹に水溜まって、黄疸、肌の色も茶色なのか、黄色なのか黒いのか分からない。肌もガサガサ、あの頃の母ではなかった。痩せ細った体で、もう起き上がる事さえ出来ない状態だった。あたし15歳、母入院。病名(肝硬変)少しっつ元気にはなってる、食事も取れる様になり、でも治らない現実を耳にした。母は知ってたのかな?それでも呑み続けたのは、自分に与えられた、命の時間を知ってたんだよね、だから呑んでたのかな?幻覚、幻聴、ギラギラとした目つき、あの日の事は忘れない。母は別の病院へ入院。拘束され、オムツ履かされ、あたしの目に移るものは、小さくなった母の姿だ。半年後退院して来た。酒止めれなかったよね、どうしてだろう?
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