見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「別に人に好意を持つことは悪いことじゃない。その人が自分の為に動いてくれてると思えば、誰だって好意を持つことはあり得る」
ただ、それが仕事上での義務だと理解できるかどうかは人による……と冷静な判断を加える。
今回の場合、高吉君がそれを出来なかっただけで、それは別に神野の責任ではない、…とキッパリ言い切ってくれた。
「だから、彼を思って悩む必要はない。態度もこれまでと同じでいいし、あいつも馬鹿じゃないんだから、ちゃんと学習はした筈だ」
そう話しているところへ前菜の皿が届いた。
真っ白なプレートに盛られたのは、リボン状に削られた根野菜で、彩りの綺麗な食用花も一緒に飾られてある。
「とにかく先に食事しよう。嫉妬しながら食べても味が不味くなるだけだ」
「は…?」
「いや、とにかく食べよう」
置かれた箸を手にして、ごぼうを口に運ぶ副社長。
そんな彼を視界に入れ、発せられた言葉を胸にしながら私は無言で人参を齧った。
本当は、今言われた言葉の意味を、すぐにでも訊いて確かめたい気分だった。
「嫉妬」いう言葉が聞き間違えでなければ、ひょっとして彼が…?と異様に胸が鳴ってしまった。
ただ、それが仕事上での義務だと理解できるかどうかは人による……と冷静な判断を加える。
今回の場合、高吉君がそれを出来なかっただけで、それは別に神野の責任ではない、…とキッパリ言い切ってくれた。
「だから、彼を思って悩む必要はない。態度もこれまでと同じでいいし、あいつも馬鹿じゃないんだから、ちゃんと学習はした筈だ」
そう話しているところへ前菜の皿が届いた。
真っ白なプレートに盛られたのは、リボン状に削られた根野菜で、彩りの綺麗な食用花も一緒に飾られてある。
「とにかく先に食事しよう。嫉妬しながら食べても味が不味くなるだけだ」
「は…?」
「いや、とにかく食べよう」
置かれた箸を手にして、ごぼうを口に運ぶ副社長。
そんな彼を視界に入れ、発せられた言葉を胸にしながら私は無言で人参を齧った。
本当は、今言われた言葉の意味を、すぐにでも訊いて確かめたい気分だった。
「嫉妬」いう言葉が聞き間違えでなければ、ひょっとして彼が…?と異様に胸が鳴ってしまった。