見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
十二月の第三週の金曜日、仕事納めを前にして忘年会は開催された。
今回幹事を務める商品部の社員の挨拶から始まり、現社長(副社長のお兄さん)の労いと感謝の言葉が述べられる。
それが終わった後は、人事部長が乾杯の音頭を取り、杯を鳴らし合ってお酒を飲みだす。
私は忘年会では責任者でもないし、幹事でもないから安心してビールを飲んだ。
スポーツ大会の打ち上げでは弾けて飲み過ぎてしまったから、同じ事のないように…と思い、お酒よりも食べる方に専念しようと考えて、料理の並んだテーブルの前に張り付く。
最初からスイーツも捨て難い…と並んだ可愛いケーキやゼリー類を眺めてじっと見る。
ああでも、お肉も食べたいし…とローストビーフを見つめ直し、種類豊富なソース類を全部制覇しきれるだろうか…と目論んだ。
実は、この会場へ来るまでは、副社長とあわよくば喋れればいいな…と考えていた。
あの日、私が高吉君と喋っていたのを見ていませんでしたか?…と訊ね、あの検診日にも感じていた睨み…というか、視線の意味を知りたいと思っていた。
今回幹事を務める商品部の社員の挨拶から始まり、現社長(副社長のお兄さん)の労いと感謝の言葉が述べられる。
それが終わった後は、人事部長が乾杯の音頭を取り、杯を鳴らし合ってお酒を飲みだす。
私は忘年会では責任者でもないし、幹事でもないから安心してビールを飲んだ。
スポーツ大会の打ち上げでは弾けて飲み過ぎてしまったから、同じ事のないように…と思い、お酒よりも食べる方に専念しようと考えて、料理の並んだテーブルの前に張り付く。
最初からスイーツも捨て難い…と並んだ可愛いケーキやゼリー類を眺めてじっと見る。
ああでも、お肉も食べたいし…とローストビーフを見つめ直し、種類豊富なソース類を全部制覇しきれるだろうか…と目論んだ。
実は、この会場へ来るまでは、副社長とあわよくば喋れればいいな…と考えていた。
あの日、私が高吉君と喋っていたのを見ていませんでしたか?…と訊ね、あの検診日にも感じていた睨み…というか、視線の意味を知りたいと思っていた。