メリークリスマス!
自分の肩をたたく茜の手をつかんだ司はその手を引き寄せて唇に熱いキスをした。

「愛してるよ」
「・・・」
「茜は?」
「・・・私も」
「私もなに?」
「好きっ!」
更に赤くなる茜。
その頬を撫でながら司は満足そうに微笑んだ。

「メリークリスマス。」
「メリークリスマス」

見つめ合い微笑みあう。

こんな幸せをかみしめながら二人の心は明日への希望に満ちていた。
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