メリークリスマス!
「・・・ん」
その時奈央が目を覚ました。
「寝てていいのに。そのまま送ってくぞ?」
仁は奈央に甘い。
「ごめん。寝ちゃった。」
「いつもだろ?」
「だって仁にカットしてもらったり、シャンプーとかドライしてもらってると眠くなっちゃうんだもん。」
そこまで心地よく感じてもらえていることに仁はうれしくて微笑んだ。

「もうすぐ終わるから、どこかで飯でもどう?」
さりげなく誘えたか少し不安になりながら仁が奈央を見る。
「・・・」
「予定あった?」
「・・・」
なかなか返事をしない奈央に不安になる。

もしかしたら誰か・・・?
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