メリークリスマス!
自然と謝ることが多くなって、龍仁にため息ばかりつかせている・・・。

申し訳ない気持ちで龍仁を見ながら佳子は龍仁よりもさらに深いため息をついた。



でも立ち止まってもいられない。
佳子はヒールをかつかつと鳴らしながら仕事に戻った。


気付けば日付が変わっていた時計。
一日で仕上げれば明日のクリスマスは龍仁と過ごせるかもしれないと張り切ったのに結局終わらない仕事。山積みの資料に埋もれて佳子は泣きたいくらいの気持ちをため息にして吐き出した。

結局深夜0時を回り、終電も逃した佳子は寒い中タクシーを待ち自宅へ帰るころには2時を過ぎていた。

シャワーを浴びてそのままベッドに倒れこむ。
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