君がいればそれだけで。
もうそろそろ収穫しても良い頃だと言っているのか、収穫しても良い頃だから今収穫しようと言っているのかと問いかけられたっけ。この時は後者で、皆で収穫の手伝いをしたんだよな。

「ベクウはどうするか決めたのか?」

「今のまま王女のそばにいる事にした!この国にいた方が依頼の範囲が広がるからな!」

「ベクウらしいな」

生き物が王女のそばに集まっていく。それと同時に取られてしまうかもしれないという不安も増えていく。でも、王女の笑顔を見れば忘れられて吹き飛ばす事が出来る。
ずっと否定し続けてきていたけれど、愛とか恋なのかもしれない。
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