この空の下、きみに永遠の「好き」を伝えよう。

「アイス、美味しいね。お迎えが毎日お姉ちゃんだったらいいのに」

「ふふ、毎日アイスは買わないよ」

「えー!」

小さな手が力強く私の手を握っている。温かくて守ってあげたくなるような手だ。この手をもう、握れなくなる日がくるのかな。

もし治らなかったら……。

「僕ね、お姉ちゃんもパパも大好きだよ」

「……っ」

「だからね、ずっとみんなでいられるといいな」

無邪気なあきくんの言葉が胸に刺さった。ふいに涙があふれて頬に流れる。こんなに小さなあきくんの切実な願いを叶えてあげられないかもしれない。

先の見えない未来には恐怖しかなくて、考えれば考えるほど答えが見つけられなくなる。

家に帰るとなぜか母親と、仕事に行ってるはずのお父さんが帰宅していた。

ふたりの目が真っ赤に充血しているのを見て、嫌なほうにカンが働く。

「ひまり、話があるんだ」

ゴクリと唾をのみこみ、ゆっくり息を吐き出す。気づくと握りしめた拳が震えていた。

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