少女Aのクリスマス
交際1ヶ月
9月下旬。カリト先輩と付き合い始めてから1ヶ月が過ぎた。部活が忙しくてなかなか会えないけど毎日メッセージしてる。
先輩の彼女になってから毎日が本当に幸せ。
でも…

そんな幸せを、あの女がしつこく邪魔してくる。

「ねえ、先輩にメッセージ送るの…もうやめてもらえないかな?」

ある日、古瀬は私を屋上に呼び出しそんなことを言い出した。

「はぁ?なんでアンタにそんなこと言われなきゃいけないわけ?」

「だって…先輩、来年部活引退だし今が一番大事な時だと思うから…」

こいつ…先輩に片思いしてるだけのキモい女のクセに…

腹が立った私は古瀬の胸倉を掴んでフェンス際に追いやった。

「そんなの私が一番わかってるわよ!アンタには関係ないでしょ?!これ以上私たちに関わらないで!」

そう吐き捨てて私は屋上を後にした。
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