王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。
「もうこれ以上はできない?」
「や、やり方……わかんない……っ」
「じゃあ……今からは応えるだけでいいよ」
応えるだけって……っと聞こうとしたけど、その前に唇を塞がれてしまった。
さっきのわたしがした、触れるだけのキスなんか比べものにもならない。
噛みつくような、強引なキス……。
濡れた唇が、形を確かめるように動いて息をするひまもない。
苦しさのあまり、反射的にベッドのシーツをギュッと握る。
甘くて、おかしくなりそう……っ。
「……少し口あけて」
言われるがまま、酸素を求めるように口をわずかにあけると、スッと舌が入り込んでくる。
「……ほら、ちゃんと応えて」
「っ、……」
無理という意味を込めて、首を横に振るけど全然聞いてくれない。
「……余裕ないから聞いてあげない」