王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。
「あのね、もういっこだけ……プレゼントある、の」
「まだ何かくれるの?」
心臓のドキドキは最高潮。
こんなこと言ったら引かれるかもしれないし、いらないって言われたら立ち直れない。
「い、いらなかったら拒否してくれて大丈夫だから」
「なに?芙結からもらえるならなんだって嬉しいし、拒否なんてしないよ」
ゴクッと喉が鳴って。
こうなったら、覚悟を決めて言うしかない。
ギュッと抱きしめる力を強くして━━━━。
「わ、わたしのこと……もらってください……っ」
口にした途端、恥ずかしいどころじゃない。
身体中の熱が一気に顔に集まってるんじゃないかってくらい……。
「……はっ?」
「……いらなかったら受け取り拒否も、可…です」
「……いや、拒否とかありえないでしょ」
大きな背中がくるりと回って、正面に向き直った。