王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。



すぐに苦しくなって、
反射的にベッドのシーツを握る。


苦しいのに、離れてほしくない。
甘すぎるキスにクラクラする。


ずっと唇を塞いだまま。
でも、芭瑠くんの手は器用に動いて身体に触れてくる。


かと思えば、唇が離れて
お互い少し呼吸が乱れてる。


上から見下ろしてくる芭瑠くんは、少しも余裕が見えない。


「……全然余裕ないかも」


欲する瞳で見つめて、
ネクタイに指をかけてシュルッとゆるめた。


この仕草が妙に色っぽく映る。


「……は、る……くん」

「……ん?」


「キス……もっと」


大胆なこと言ってるのはわかってるけど、もっと芭瑠くんにわたしを感じてほしいって思っちゃったから。


「っ……、なにその誘い方……ずるいって」


芭瑠くんの首筋に腕を絡めたら、
もう余裕なんて飛んでいったという顔をした芭瑠くんが唇をまた塞ぐ。


いつもより荒くて強引。
でも、甘いのは変わらない……。

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