王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。



素肌に直接触れられて、
自分が今ほぼ何も身につけていない状態だって気づく。


「っ!!!!」

ようやく今の状況と昨日の夜のことを思い出して、すぐさま布団の中にババッと隠れる。


そ、そうだ……っ。
昨日の夜……うわぁぁぁ、思い出すだけ恥ずかしいし、覚えてない部分もあるし……っ!


というか、気づいたら意識が飛んでて朝になってるし。


「その様子だと思い出した?」

「うっ……」


「ほら、隠れてないで顔見せてよ」

「む、むりむり!!」


「昨日はあんな大胆だったのに」

「っ、!そ、それ以上言わないで!」


夢中になって思わず布団から顔を出してしまった。

途端に恥ずかしさのせいで、顔がカァッと赤くなっていくのが自分でもわかる。


「おはよ。やっと顔見せてくれた」

「……お、おはよう」

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